こんにちは、タケコです^^
今回は、
- TV番組ディレクターってどんな仕事?
- ディレクターに職種の違いはあるの?
という実態を曝け出していきます!
タケコは5年間、ディレクターという仕事を生業としておりました。
とにかくしんどい!
でも確実にやりがいと達成感は味わえる!
どこまで何を捨て、何に重きを置くか?が、この仕事への向き不向きを左右すると思います。
実際にどんな仕事なのか?
やるやらないは別にして、面白半分でどうぞww
では、スタート!
TV番組ディレクターの仕事とは
一口にディレクターと言っても、実はいろんな種類のディレクターの形があります。
- VTRディレクター
- フロアディレクター
- O.A.(オンエア)ディレクター
フロア専属など専任の方も多いですが、基本的にはやろうと思えばどのディレクターでもできますし、可能性はあります。
なお、“職種”というほど明確に分かれているわけではなく、スポーツでポジションを決めるような、そんな感覚です。
3つのディレクタータイプ別 それぞれの仕事
それぞれの仕事内容ってどう違うの?
番組を作ることはもちろん一緒だけど、関わり方が違うよ。
コーナーだけなのか、全体なのか。
編集するのかしないのか。
仕事場が局内だけか、外ロケがあるのかということも違うからね。
それでは具体的に一つずつ見ていきましょう!
VTRディレクターの仕事
VTRディレクターはコーナーVTRを作るディレクター。
つまり外ロケに行って撮影し、撮ってきたものを自分で編集、一つのVTR完成まで担当します。
一つのコーナーに担当者が何人かいて順繰りで回したり、一人で毎回コーナーを手掛けたり。
タケコもこのVTRディレクターの経験が最も多く、詳細はコチラにもある通り。
いろんな場所に行き、いろんな人と出会って撮影できるのは、この手のディレクター。
でも毎度編集して、完成まで仕上げるという作業がつきまとう。
締切までに完成させればいい話ですが、そこはマスゴミ。
なかなかネタが決まらなかったり、ロケ日が調整できなかったりで結局ギリギリの作業になることもしばしば。
よって一番時間に不規則にならざるを得ません…orz
フロアディレクターの仕事
フロアディレクターはスタジオ等で収録や生放送を指揮・進行するディレクター。
よくイメージされるような、インカム付けて、屈んでプロンプ(カンペ)をスタジオ出演者にふっている人です。
時には生中継で中継現場を進行することも。
演者と対面した現場で、時間と勝負しながら現場を進行するので、その時の緊迫感はすごいです。
- 一点集中する集中力
- 状況に臨機応変に対応する判断力
- 先を読み迅速に進行する段取り力
- 全体に気を配る力
こういった力がすごく必要な仕事だと感じます。
O.A.ディレクターの仕事
一方、O.A.(オンエア)ディレクターは、収録なり生放送をサブと呼ばれる制御室から指揮・進行するディレクター。
海外ドラマや映画で、キナ臭い“ザ・テレビマン”みたいなやつ(←失礼)が、いっぱい並んだモニター見ながらインカム付けて話してるシーンありますよね。
あれがサブで、そのイメージのディレクターです。
サブで現場を見ているO.A.ディレクターの指示がインカムを通してフロアディレクターに届き、フロアディレクターがその指示を実際の現場に投げる。
そういう構図です。
まさに一番メインで指揮する立場の人。
このディレクターのキュー(指示)でVTRが始まり、CMに行き、生中継に飛ぶ。
なのでフロアと同じく緊迫感はすごいし、一点集中の集中力・判断力が不可欠です。
下手をすると放送事故にもつながってしまう、責任のある非常に大事な役割。
でも演者と直接対面してない分、VTRの間などは小休止にもなり得ます。
O.A.ディレクターが全体の構成のチーフ(責任者)だったりすることも多いので、本番前にはプロデューサーと一緒にコーナーVTRのチェックなども行います。
各ディレクター 生活スタイルの共通点と違う点
ディレクターの種類によって仕事内容に違いがありますが、その影響を受けるのが生活スタイル。
それぞれの生活スタイルの共通点と相違点は…
共通点
- 業務時間がとんでもない時間になる可能性がある
相違点
- 業務時間の区切りが明確かどうか
- 徹夜作業の有無
- 色々な場所に行けるか局内だけか
それでは詳細を見てみましょう!
生活スタイル共通点
共通点は、深夜や早朝など業務時間がとんでもない時間になる可能性があること。
朝番組の生放送なんて、夜が明ける前から仕込みが始まります。
収録にしても遅い時間までかかることがしばしば。
番組次第では昼夜逆転生活になる可能性が高いです。
また同様に、休みも土日とは限りません。
生活スタイル相違点
とはいえ、フロアディレクターとO.A.ディレクターは本番前準備の諸作業はあるものの、あくまで収録なり生放送の本番中がメインなので、本番の時間次第。
本番の時間帯に束縛・左右されるだけで済むことが多く、時間の区切りが明確でもあります。
一方VTRディレクターは、本番がゴールというのは同じですが、自分のVTRが完成するまでの間とにかくひたすらに編集しなければならない…
ようやく完成したかと思えば、プロデューサーとO.A.ディレクターのチェック次第では手直しも発生する…
時には追加撮影が必要になることも…そしてまた編集…
とにかく編集作業は時間と手間がかかる!!
VTRディレクターの場合、自分のVTRが完成しなければ夜通しの編集作業なんて当たり前。
何徹もして家に帰れない・何日も風呂に入っていない…なんてことも、場合によってはあり得ます。
3つのディレクターの中でも、一番時間が不規則になる可能性を秘めているんです…
もちろん早め早めの作業でいくらかは回避できる。
でも取材先都合や出演者都合などでロケが締切直前になってしまった場合、物理的に避けられない場合も…
逆に自分のスケジューリング次第で、うまくハマって早く終えることができてしまえば、あとは自由に時間を使えることもあります。
とはいえ、大体何番組も掛け持ちでやっていることが多いので、時間と作業に追われるばかりという人が多いのではないでしょうか…
こっちの番組ではフロアD、あっちの番組ではVTR-D、そっちの番組ではO.A.Dということも…
あとはVTR-Dの場合、ロケがつきもの。
国内はもとより海外出張もあり得ますが、フロアやO.A.担当の場合はずっと局内だけということになります。
ディレクター業に必要とされるものは?
必要とされる特別なスキルはありません。
以前、駆け出しのADだった時、かなり歴の長い先輩に言われたのは、
「ディレクターは誰でもできる。努力次第」ということ。
この言葉を聞いての個人的見解ですが、「NARUTO」で言うと生まれついての天才・サスケではない。
ロック・リーのような“努力の天才”という素質です。
そして、その努力につながる忍耐力とタフさ。
これはなってからでも身に付きます。否応なしにw
でも元々の素質としてあれば、努力することを厭わないですよね。
私は忍耐なんぞまるでないのですが、たまたま心も身体も思った以上にタフネス値が高かったので、案外続いてしまった…という感じですww
向いているのはどんな人?
- 仕事を生きがいにしたい
(プライベートを投げ出す覚悟はできている) - 仕事もプライベートも両方充実させるだけのバイタリティがある
番組制作をやりたい!と、熱を持っている人ならどんな人でも可能。
でもそんな熱なんて、正真正銘の本気でないとやってるうちに薄れてしまうもんなんですよね…
仕事に追われて帰って寝るだけの生活は嫌!
やっぱりプライベートも充実させたい!
何のために自己犠牲にしてこの仕事してるんだろう…となってくる。
仕事かプライベートかどっちか選ぶか、どっちも諦めずに頑張るか。
若いうちは“若さ”が熱になりエネルギーになる。
年齢を重ねるにつれて、狂信的に信じていた仕事への価値観が変わる。
そうなった時に必要なのが、全部やってやるだけのバイタリティ。
どっちも諦めない場合、常人の5倍必要だと感じました…
実際にむっちゃタフで、バイタリティ溢れる両立生活をしている先輩もいた。
だけどタケコはできなくて、それだけのバイタリティがないと悟ったので仕事から遠のいたわけであります。。。
もちろん社交性・コミュニケーション能力や判断力・段取り力など、よく言われるような素質は必要ですし、あればあるほどいい。
でもそんなモノはある意味なってからでもどうとでもなる。
多少得意でなくても、やっているうちにできるようになってくる。
だけど続けるかどうかのターニングポイントに関わってくるのは、本当に番組制作という仕事をとことんやりたい!という強い想いか、何もかも全部やり切るバイタリティか。
何の仕事でもそうかもしれないけど、酷な状況や理不尽も多い職業柄、このいずれか・もしくは両方が本当に本当に必要になります。。。
まとめ
今回はディレクター業の内容や仕事内容の違い、求められるものについてお話ししました。
もちろんタケコ的見解ではありますが、5年間それなりにやってきて肌で感じたことです。
今やマスゴミよりもYoutuberになる方がいいような時代。
自由度は高いし、収入も多い可能性が高い。
何をやるかやらないかは、アナタ次第。。。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!^^
少しでも参考になればうれしいです^^
Twitterもやってるので、よかったら絡みに来てね(∩´∀`)∩
⇒ @takeko_gsms
「ブログから来た」と一声いただければ、音速で絡みに伺いますww
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