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元テレビ屋の社畜が“マスゴミ取材”について考えてみた【自分がゴミだと感じた瞬間】

マスゴミのゴミくずでした
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こんにちは!
過去に番組ディレクターしてましたタケコ(@takeko_gsms)です。

タケコ
タケコ

最近、事件の被害者遺族・加害者家族への取材の仕方が本当に“マスゴミ対応な点について、いろんな批判を目にし、マスコミに関わる者としては本当に耳が痛い思いです。

昔からそうだった、もとい昔はもっとひどかった。

「今は昔より少しマシになったように感じる」と、神戸連続児童殺傷事件の被害者遺族・土師守さんは言います。

昔は世間も「そんなもん」だと見てくれていた・もしくは違和感を感じても、それを発信する術を持つ人が少なかったのだと思います。
最近はSNSなどで普通に誰でも発信できて、そういったマスゴミへの違和感・不信感も一昔前よりよっぽど目にする機会が増えました。

こんな時代だからこそ、マスコミ側も本当はもっとやり方について考えていくべきなんでしょうけどね…

というわけで今回は、元テレビ屋だった自分の経験をもとに

なぜマスコミは【マスゴミ】と呼ばれるほどクズ的な取材方法をとるのか?

ということについて考えたいと思います。

ちなみに「自分も完全にマスゴミだよ…」という方!(´;ω;`)

【マスコミから転職したい!】とお悩みの方は

【マスコミからの転職】TVディレクターのスキルと経験を活かせる仕事とは?【異業種編】

もあわせてご覧ください^^

【自分が“マスゴミ”と感じた瞬間】
岩手・中村家さんの取材

タケコはテレビ番組ディレクターとしてグルメ系のコーナーをよく担当しておりました。
なので報道畑ではなく制作畑。
報道よりデリケートな場面が少ないながらも、自分の取材が“マスゴミ”のクズでしかなかったと感じた瞬間がありました。

それは岩手県釜石市に店を構える【中村家】さんの商品を取材したときのこと。
タケコの“マスゴミ”取材に対し、本当に神対応でご親切に協力していただきました。
今でも思い出すと胸が締め付けられる思いです。。。

岩手・釜石市【中村家】さんとは…

そもそも【中村家】さんは超有名店
過去に「料理の鉄人」に出演し、かの陳 建一氏と対戦した腕前を持つ料理人のいる名店です。

地元である三陸海岸は、世界三大漁場と称される豊かな漁場。
そこで育つウニもアワビも身が大きくて上質だと言われています。

そんな三陸の新鮮で豊富な魚介をふんだんに使った料理が人気の和食料理店で、「料理の鉄人」出演時もまさに【三陸の魚介を自在に操る海の幸の魔術師】と呼ばれていたほど。

特に“アワビのだまし煮”など、独自の手法を凝らした【三陸海宝漬】が名物となっています。

【三陸海宝漬】とは…

タケコが行ったのは、某旅番組で向井亜紀のおススメ商品として【三陸海宝漬】を紹介する取材でした。

【三陸海宝漬】とは、メカブ醤油漬にアワビと濃厚イクラをトッピングした中村家のベストセラー商品。
アワビ・イクラ・メカブは三陸産を使用した、まさに三陸の海の宝石箱と言われています。
炊き立てご飯によく合う、極上の逸品です。

別ロケと抱き合わせの2本撮り 日程ありきの取材

いつも放送予定のギリギリに決まるネタ。
急にロケ日程を組むこともしばしばあった当時。

費用的な問題や、あまりにも放送予定が間近だったことから、同じく岩手県の別案件と抱き合わせで2本撮りすることに。
1泊2日で2件の取材は日程ありきでスタートしました。

取材先双方にアポを取ると、いずれも取材OKとのこと。
こちらの希望する要件や日程を伝えると【中村家】さんも快諾してくれました。

だから私は気づかなかった。
自分の放送予定に間に合うか?うまくロケスケジュールがハマるか?しか考えていなかったから。

こちらが一方的にお願いした取材日は2013年3月11日。

そうです。東日本大震災からわずか2年後の、“その日”でした。

取材先の【中村家】さんは中でも被害の大きかった釜石市のお店でした。

取材日は2013年3月11日 ちょうど東日本大震災から2年

宿泊予約しようとして、あまりにも空室が少ないことに違和感を持ったのが、気づいたきっかけでした。

地元の小さなビジネスホテルや民宿まで空室なし。
普通の平日で大きなイベントがあるような日でもない。
何でこんなに何でもない日に全室埋まってるんだ?

ふいにホテルへ電話問い合わせしたときに聞くと、
「その日は大震災のあった日ですからね…それででしょうかね」

この言葉を聞いて、ようやく自分がとんでもない日に取材をお願いしていたと気づきました。
それも傲慢に「この日しか無理なんですけど、いけますか?」とお願いしていた。

別に何かがあるわけではないかもしれない。

でももしかしたら、大事な誰かの命日かもしれない。

自分の仕事のダンドリしか考えていなかった私は、そんな日程にも気づく余地さえなかった。

まったく無意識に不躾な態度をとっていたことを恥じました。

釜石市に到着して改めて感じた東日本大震災の被害

慌てて電話して取材日の確認をし、無神経な態度を詫びると、「いいんですよ」と優しく返してくれたご主人。
結局、そのまま3月11日の日程で行うことに。

当日、現場入りした私は改めて自分のお願いの不躾さを知ります。

思ったよりも被災を感じさせるものなどがない…と思ったら、むしろ何もない…

ただただ、だだっ広く、更地ばかり。

予想外の状況に少し驚きました。

でもそれは逆に、被害の大きさを物語るものでもあったんだと思います。
何もかも津波に飲み込まれてしまったのだと…
そしてようやく、少しずつ片付けが進んできたところなのだと…

人が通る道とは遠く離れた場所に、いくつか瓦礫の山が見えました。
被災してからも今まで通り人が住んでいる。
その生活の妨げになるものは整理して端に寄せても、それ以上もう手が付けられない状態でもあることを感じました。

被災後、復興に向かう途中段階の生の現場、リアルなさまを見たような気がして、自分はなぜ何も配慮できなかったのかと悔いました。

“同じ日本で起きた現実”を本当の意味でまるで理解していなかったんです。

傲慢すぎる日程にも関わらず神対応だった【中村家】さん

そんな被害がある中、おそらく私の想像が及ばないほど大変な思いをし、苦労も重ねてこられたであろう【中村家】さん。

それにも関わらず、お店に到着すると取材の前に座敷に通していただき、
「遠かったから大変だったでしょう。まあ休んでからにしましょう」
お店の名物である“うにおにぎり”や、三陸海岸の海の幸をふんだんに使ったごちそうを出していただきました。

こんなに無礼で自己中心的な我々に対し、この対応。
本当に神か仏か…
どんな心境だったことでしょう…
私は自分の配慮の無さを詫び、恐縮せざるを得ませんでした。

そして取材もこちらの撮り方の無理難題や多くの要望に応えていただきました。
長時間の撮影で、本業が滞ったことは言うまでもありません。
それでも「是非いいものにしてくださいね」と嫌な顔一つせず、ご協力いただきました。

被災の本音を感じた言葉「もう店は開けられない」

以前は店内での飲食がメインだった【中村家】さん。
今は、お土産として扱っていたお取り寄せ商品のみの営業といいます。

「震災で高級食材の食糧庫が津波で全部ダメになっちゃってね。
店の厨房は何とか大丈夫だったけど、こんな状態ではもうお店は開けられないんだよ」

そして「周囲の人が亡くならなかっただけまだうちはマシだ、お店だけで済んだのだから」というご主人。

私はまったく考えが及んでいなかった。
本当に、本当に、改めて自分の無神経さが悔やまれました。

あんなに有名店でも店を閉じざるを得ない。
相当お店に対して力も入れ、思い入れもあったでしょう。
無念でしかなかった決断だと思います。
自然災害で被害に遭うということは、こういうことなんだと思い知った気がしました。

東日本大震災の爪痕

撮影が終わって片付けていると、店内の片隅に本棚があることに気づきました。
並んでいた本は、すべて東日本大震災の被害を物語る写真集や書籍。
「本当にすごかったんだよ」とご主人。

パラパラと中身を見せながら話すご主人の様子は、しゃべる内容に反してとても明るくて…
それが逆に辛く感じました。

吹っ切れたというより、吹っ切ろうとしている感じだったのでないでしょうか…

震災後、被災地の様子は報道で見て知っていても、生の声を聞く機会はない。
取材自体は失礼だったかもしれませんが、本当に出会うことができてよかったと感じた取材でした。
なかなか出会う機会のない人と出会えるチャンスがあるのは、自分がディレクターという仕事をしていて非常によかったと思っている点です。

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自己都合を当たり前にやってのけるから“ゴミ”でしかない

自分があまりにも配慮のない取材を申し込んだことは、人として恥じるべき無神経さだと思いました。

この無神経さが当たり前で、皆が皆平然とやっているからこそ、マスコミは“マスゴミ”でしかない。

結局は自己都合で自己中心的な予定で何もかも回そうとするから、相手を思いやる気持ちも配慮もなくなるんだと思います。

スケジュールの問題、番組内での自分のスタッフとしてのポジション、上から求められるもの。
そういうしがらみや忖度が記者やディレクターの無神経さ・無礼さにつながっていると思います。

でも実際その中に入ってしまえば、本当にそれが当たり前のことになってしまうので、なかなか自分でも気づくことができない。
そして悪循環で、より一層民度が下がっていく。

本当は記者やディレクターといった仕事人である前に、“一人間としての心”を忘れてはいけないんだと思います。
そう思えないと“マスゴミ”からは抜け出せないんだと…

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まとめ

とはいえ、体制がもうそういう体制で、かなり根深いのがマスコミ業界。
なかなか中の人間の意識を変えることが困難だとは思います。

しかし時代は変わっている。

世間が批判する考えを持ち、疑問や違和感を訴える術も整ってきた。
時代の波に乗れていないのは、マスコミ内だけかもしれません。
時代の変化に沿う体制にならないと、どんどん斜陽産業化が進むだけです。

自分たちだけが発信力・影響力を持つ時代はもう終焉を迎えている。

この事実を直視して、もっと気を配るだけでも、幾分かマシにはなるのではないかと思います。

…あくまで一市民タケコの意見ですがw

最後までお読みいただき、ありがとうございます!^^
少しでも参考になればうれしいです^^

Twitterもやってるので、よかったら絡みに来てね(∩´∀`)∩
@takeko_gsms

「ブログから来た」と一声いただければ、音速で絡みに伺いますww

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POSTED COMMENT

  1. こまんじ3 より:

    マスゴミの中の声、読ませて頂きました。
    マスコミ関係者から独自視点でとても勉強になりました。
    マスコミ関係者の方で古巣を批判することはなかなか勇気のいることだと思います。
    これからもよろしくお願いします

    • タケコ より:

      >こまんじ3さん
      コメントありがとうございます!^^
      今は現役バリバリではないですが、実は今も片足を突っ込んだような状態ですw

      一歩引いたからこそ、あの当時の自分を客観的に見つめ直せているように感じます。
      賛否両論あるかと思いますが、どんな業界でも時代に沿った対応をとる必要があると思います。

      これからも興味深く読んでもらえる記事を更新していきたいと思いますので、今後ともよろしくお願い致します!!^^

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