こんにちは!
♪ド田舎生まれド田舎育ち、知ってるやつは大体親戚!
現在は都会の片隅で奮闘中の兼業主婦、タケコ(@takeko_gsms )です!
今回は“憧れの田舎暮らし”!地方移住について。
昨今、国も各自治体も地方移住を推し進め、住居や仕事の支援にも力を入れていますよね。
また様々な形で収入源を手にし、仕事の心配をすることなく実際に地方移住している方も多く見受けられます。
今話題&人気の田舎暮らし。
何を見ても良いことばかりが並んでいる場合が多い。
でも実際は?
本当はどうなの?田舎暮らしの実態とは?
今回は地方出身者目線で、このギモンにお答えします!
ではスタート!
今流行りの【地方移住】ってどんなの?
ひと昔前は「定年後、悠々自適に第二の人生を楽しむための選択肢」という印象が強かった地方移住。
安倍政権がアベノミクスの一環で地方創生を掲げたこともあってか、忙しい都会の生活に疲弊した若年層がスローライフを求めて関心が高まってきました。
こんなサイトまであるんですね!!
人口減少対策として、自治体によっては移住者に空き家を安価で貸したり、起業の支援金も出るほど。
こういう内容だけ見ていると、地方出身者のタケコですら地方の苦労を忘れて、田舎暮らしに憧れてしまいますw
ここ↓なんかはかなり力を入れていて、有名ですよね。
ホームページ見ただけでも住みたくなりますw
さてさて、では実際は?
【田舎暮らし】自体はどうなんでしょうか??
地方出身者が語る!田舎暮らしの実態
結論から言うと、地方移住が成功するか否かは、本当にその場所によりけり。
あまり下調べをせず引っ越し、移住してしまってから苦労した…という例も実際にあるようです。
単純に【田舎暮らし】とはどうなのか?
田舎で生まれ育ったタケコにとっては、「早くこのクソ田舎から出ていきたい…ッ!!」の一心でした。。。
タケコの田舎スペック
タケコの出身地は岡山県北部に位置する、新見市。
北は鳥取・西は広島に隣接する県境の町(村?w)。
県庁所在地・岡山市民に言っても「それ岡山県?w」と聞き返されるレベルの山あいの集落。
総面積 | 岡山県の11.2%を占める(うち86.3%は森林) |
---|---|
人口 | 29,330人(2019年4月末現在) |
(※新見市HP調べ)
お察しの通り少子高齢化が進み、限界集落へ片足を突っ込みかけているような町です。
新見で18歳まで育ち、大学入学と同時にふるさとを離れました。
「早くこの村を出たい…ッ!!」
その思いだけで大学受験に励んだ覚えがあります。
最寄りのコンビニまで車で10分以上・マクドナルドは岡山土産
最寄りのコンビニは車で10分以上。
そもそもコンビニができたのも高校生?の頃…
最寄り駅まで車で20分、そこから岡山市内まで1時間半。
小学生の頃、CMで見たマクドナルドのハッピーセットに憧れたものでした。
マクドナルドは電車で1時間半の岡山市内にしかないため、半ば小旅行的な岡山市お出かけの際にようやく買うことができるものでした。
なぜかお土産としてテイクアウトで買って、電車の車内で食す…というのが、岡山お出かけ時のお約束…
電車の中でマクド臭させてもいい。
岡山県北部って、そんな場所。
と、思ってるのはタケコだけか…???ww
田舎暮らしのメリット・デメリット
当たり前ですけど、国も自治体も地方移住してほしいもんだからメリットしか言わないですよねw
地方幻想が盛り上がっちゃってる感じします。
でもそれってすごく危険。
移住したら最後、出て行くのもややこしいのが田舎の集落…
と、いうことを都会の人間は知る由もなし…
だからこそ事前にその土地がどうなのか可能な限り下調べをして、最終的な判断してほしいところです。
【メリット①】
とにかく食材はうまい!……が、それだけかもしれない…
田舎は都会に比べ、食材がとれたてで新鮮!という印象をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
まさにその通り。新鮮で美味しいし、野菜などは単価も安い場合が多い。
土地の特産であれば、お肉や魚だって安い安い。
都会で食べる半分…とまでは言わないですけど、7割くらいの値段かもしれない…
でも田舎にずっと住んでると、このメリットって忘れてしまいがち。
あまりにも日常過ぎるのと、比較対象がないからです。
タケコも大学時代、地元を離れて都会に出て、はじめてこの差に気付きましたw
ええ!?!? Σ(;゚Д゚)
何このピーマン、クッソ小さいのに高ええぇェェっ!!!!
ぼったくりや!!
これは本当に地元を離れて都会の物価を感じないとわからない現実。
そういう意味では田舎暮らしは堪りません。
ただし、ある程度観光資源・文化のある土地だと、ものによっては田舎だって逆に高い。
なぜなら都会の人間を相手に商売してるから。
もの・場所ごとに見極めが大事ですね。
とりあえずその土地ならではの食材が美味しいのは間違いない!
これだけはホント!!ww
移住や旅行をせずとも、まずはふるさと納税で手軽に試しせますよ♪
【メリット②】
雄大な自然!……以上。
もう本当ありがちですけど、このくらいしか思いつかない…ww
自然だけはあるので、そういう環境でペットと暮らしたい・子育てをしたいという方にはピッタリ。
しかしながら、自然がすべて“善”とは限らないですよ…?というのがタケコの持論。
これはデメリットにて後述。
【デメリット➊】
とにかく不便でしかない
まずは不便でしかないということ。
これはタケコのスペックでもお話ししましたが、車がないと何もできない。
「田舎は1人1台車が必要」と言われますが、本当にその通りです。
都会の皆さんは知っていますか?田舎民の交通機関の利用マインド。
「〇時〇分発のバスに乗って、〇時〇分発の電車に乗って、帰りは〇時〇分発で帰る」
と決めて行動するのが当たり前。
だって1時間とか30分に1本しかないのでwww
フラーっと何となく出かけて、何となく好きに過ごして、好きな時間に帰る…なんてできません。
地元から都会に出た時、本ッ当にこれが涙が出るほど感動した…!!ww
あああ!!!!乗り損ねてしまったああァァァッ!!!!
…と思っても、5分以内に次の電車が来る…だと…!?
何と便利な!!!!信じられん!もう時刻表なんていらんやん!!
新幹線ならいざ知らず、普通の各駅停車の電車ですら時刻表は必須ですからねww
見計らって駅に行かないといけませんからねw
不便さゆえに都会人がやり兼ねない痛恨のミス…
“真っ暗の無人駅に1時間ただ1人”
これは都会生まれ・都会育ちの夫が、初めて一人で我が実家に来た時の実体験。
“特急やくも”という岡山発・新見経由~出雲行き列車に乗った時のこと。
タケコの祖母が亡くなり、お通夜&お葬式のため仕事帰りに一人で新幹線に飛び乗り、岡山にて“やくも”に乗り換え。
ここまでは問題なし。むしろ予定よりも早く着きそうな予感でホッと胸を撫でおろしていたそう。
列車はまもなく市街地を抜け、住宅地からトンネルの多い山道へ。
たまにポツポツと家の灯りがあるのみで、行けども行けども真っ暗闇の路線をひた走るばかり。
やくもは特急料金のかかる列車で、目的地までは停車駅も少ない。
よく注意していたものの、窓の外を見ても景色がどうなっているか暗すぎてわからない。
今どこを走っているか、どこまで来たのかさえわからなくなってきた頃、ようやく停車。
「もうそろそろかな?」と駅の看板を見て、目的地の【新見】だと気づき大慌て!
急いで降りようと出口に行くも目前でドアが閉まってしまった…
(冷暖房対策でとにかくドアの開く時間が短いのが特徴)
しょうがない、次の駅で折り返そうと、あまり気に留めずそのまま乗車することに。
しかしここからが恐ろしいところで、次の停車駅は鳥取県の【生山】。
【新見】から実に1時間。列車に揺られようやく着いたらそこは何もない、本当に吹きっさらしの無人駅。
街灯が1つあるだけの、ザ・山奥のホーム。
とりあえず下車して駅の時刻表で確認すると、次の列車は1時間後…
12月の寒い日のことでした。
折り返そうにも、次の列車が来るまで何もない真っ暗な凍えるホームでただ一人、1時間立ち尽くすしかありませんでした…
ぐったりうなだれて到着した頃には、もちろんお通夜は終わっておりました。。。
極端な例ですが、こういうこともあるのでお気を付けを!!
【デメリット➋】
“むしさんたちはともだち” いつも一緒だよ♪
自然が豊富…ということは、当然たくさんの虫がいるということ。
自然を求める人たちは、本当にこの現実に耐えられるのか?というのがタケコのギモンです。
もう本当、ウヨウヨいます。
あらゆる種類の虫たちが平気で家の中に上がり込んできます。
夜一人で体長10cm強のゲジゲジやムカデと対峙した時、どうします?
また取り入れた洗濯物に毎度カメムシが潜り込んでいたら??
対処できる人は大丈夫ですが、このくらい覚悟しておいた方がいい、というのが正直なところ。
田舎を出たかった理由の一つに、「虫の心配をしたくない」という切実な思いがあったくらいです。
慣れていても、もうこれ以上イヤってなりますw
もちろん都会でも虫はいる。土のあるところに虫あり、です。
でもレベルが違うんですよ…出てくる種類や大きさが…
「覚悟はいいか?オレはできてる」な方はどうぞw
【デメリット➌】
選択肢?なにそれ おいしいの?
田舎には圧倒的に選択肢がありません。
幼稚園はココ、小学校もココ、中学校もココ…
これをするならココ…などなど。
ココしかないからです。物理的に他がないww
選んでココにしているのではない、“仕方なく”ココにしている。
何でも好きなものを選んで決められるって、本当に素晴らしいことだと実感するはず…
選択肢の無さをどう受け止めるか ←メリットにもなり得る!
選ぶほど選択肢がないため自由もなく、誘惑もありません。
仕事帰りにウィンドウショッピングをして思わず買ってしまうこともないw
そういう意味では、やろうと思えば質素倹約に過ごすことができる。
これはメリットになるかもしれません!
【デメリット➍】
想像以上にお金がかかる…だと…!?
都会の人の予想以上に、実はお金がかかるというのが田舎の落とし穴。
人口が少なく高齢者が多いことにより社会保障費が上がり、山奥ともなればインフラの整備が行き届いていないがために公共料金が上がる。
さらにその上、一番予想だにしていなかったお金が交際費。
これは田舎特有の人間関係によるところが大きい。
そしてこの人間関係というものが、田舎で一番厄介なデメリットでもあるんです。。。
交際費に関しては、あまりにもお伝えしたいことが多いところ。
後日改めて記事にして詳しくお伝えします!!
その下準備として、まずは人間関係の実態をご覧ください…↓
【デメリット❺】
最大のデメリット!都会では考えられない人間関係の窮屈さ
最大のデメリットは何と言っても人間関係の面倒臭さ!!!!
都会では考えられないほど、同じ地域・集落・近隣住民が、自分のことを何でもかんでも知ってる!!
噂が早すぎる!!!!
まるで監視されてるんじゃなかろうか…と恐ろしくなるほど。
- 昨日は出かけていたけど、どこ行っていたの?
- ずっと家にいないけど、旅行?
- 実家にタケコちゃん帰ってきてるよね?(※帰省時)
⇒こうなるとお土産必携で訪問必至 - 洗濯物が多いから誰か親戚が泊まりに来てるんじゃないの?
- 〇〇さんが××さんのお見舞いにもう行ってきたらしい、うちも行かないと。
- 檀家のあそこはお葬式の時、お寺にいくらしか包まなかったってよ…
- 〇〇さんとこの結婚式に、××さんは呼ばれたのにうちは呼ばれてない。
などなど。
とにかく耳が早くて心労が絶えません…
田舎独自!“親戚付き合い”という名の魔の縛り
集落内で親戚でもないのに“親戚付き合い”なるものが発生し、これがまた面倒だわ、お金もかかるわ…
地域の物事がある時には参加必須ですし、皆と同じ「右に倣え」の行動をしないといけない。
そうでないと村八分です。
これって時代錯誤な金田一耕助感ありますけど、田舎ってリアルにそういう文化が未だに根付いているから怖いんですよね…
こんなことがありました。
タケコの祖母のお葬式の際、もう家族だけでひっそりと家族葬で見送りたいと言ったが早いか、村人断固反対。
こっちはおばあちゃんに香典もらってるのに、それは困る!!
おばあちゃんは盛大なお葬式を期待しているはず!!
と言ってあれよあれよと押し切られ、集落の風習通りの“親戚付き合い”を重んじたお葬式をせざるを得ませんでした…
家族、近しい親戚だけで偲びたかったのに、えらい盛大になりました…
ほんで香典もらったら香典返しもいりますしね。
お金もかかれば面倒事も多いです。
田舎の集落の恐ろしい現実については、まだまだ話があります…
これについては後日また記事にしますので、是非またご一読くださいw
まとめ:ややこしくない場所を選ぶべし!
もちろん、ここに挙げたことがすべてではないと思います。
ごく一部の地域の、本当にごく一部の場合だけだと思います。
でも都会の人が考えているよりもずっと、田舎には根深い繋がりの意識や排他主義が蔓延しています。
そんな人たちが守ってきた土地。
移住してきたからと言って、歓迎されるとは限りません。。。
なので本当に「どこに移住するか」が大事。
移住民の多い地域、集落の密接感の少ない地域。
県によっては別荘地などは、比較的地元以外からの人の出入りが当たり前なので、いいかもしれません。
期待外れにならないように、しっかり見て、聞いて、知ってみてください!
最後までお読みいただき、ありがとうございます!^^
少しでも参考になればうれしいです^^
Twitterもやってるので、よかったら絡みに来てね(∩´∀`)∩
⇒ @takeko_gsms
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